新築木造の保育園における太陽光発電設備設置の事例です。太陽光設備の基礎には「連結ディスクADC」が採用されました。同製品は軽量でありながら塩ビシート防水と一体化する構造を備え、木造建築に求められる高い水密性を発揮します。構造上の制約が生じやすい木造屋根においても、安定した固定性能と防水品質を両立しています。
(現場レポート39号掲載)
屋根全体の構成
本事例では、屋上南側に32台の太陽光モジュールが設置され、建物形状に沿って効率的に配置されています。屋根は内断熱構成とすることで防水層をシンプルに計画し、リベットルーフのシート厚を2.0mmとした歩行仕様を採用。太陽光モジュールの点検時にも安心して歩行できる構成としています。
「リベットルーフ接着工法」と木・ボード下地の相性について。
木造建築は、湿度や気温の変化によって下地が伸縮しやすく、防水層に影響が生じることがあります。こうした動きに対応するため、下地全体を面で固定する「リベットルーフ接着工法」を採用し、高い固定強度を確保しました。塩ビシート防水は素材自体に柔軟性があり、下地の動きに追従して水密性を維持します。木・ボード下地との相性が良く、木造建築にも適した防水仕様です。
飛び火認定 | DR-1934(2) |
仕様 | 木ボード下地接着工法 |
使用シート | リベットルーフSGM |
木造建築の屋根では、建物にかかる荷重を最小限に抑えることが求められます。本事例では、「連結ディスクADC」を採用することで、軽量な太陽光設備設置を実現しました。同製品は1個あたり約0. 45kgと軽く、架台を含めても約7kg/㎡という軽量設計です。さらに、リベットルーフと同じ塩ビ樹脂素材で構成されており、防水層と太陽光基礎を溶融着接合によって一体化できる点が大きな特徴です。これにより、漏水リスクを抑えつつ、軽量構造でも高い耐久性と水密性を両立しています。
木・ボード下地における適切な固定力の確保。
軽量性と固定強度の両立する工夫。
採用された「連結ディスクADC」は1箇所あたり2本のアンカーで下地に固定し、軽量構造でも十分な支持力を確保します。木・ボード下地では、母屋や垂木などの構造材にアンカーを効かせて強度を確保します。本事例では、設計段階からアンカー位置を計画し、屋根下地の上にモジュール配置に合わせた垂木を設置しました。これにより、適切な勾配と十分な固定強度を両立し、安定した支持性能を実現しています。








