本事例は、都立高校において、屋上防水改修と同時に太陽光発電設備を導入したものです。防水層と太陽光架台基礎を同一の塩ビ樹脂で一体化する「連結ディスクADC」により、高い水密性と固定力を確保しています。さらに、ヘリサインを再帰反射仕様に更新し、災害時にも安全性と機能性を兼ね備えた屋上構成となりました。
太陽光設備設置にあたり、勾配の大きい陸屋根に手すりを新設。
陸屋根でありながら勾配の傾斜が大きく、太陽光設備の設置にあたり、安全性の確保が求められました。発電設備の点検や清掃を考慮し、屋上周囲には新たに手すりを設置しています。
リベットルーフ×連結ディスクADC。防水改修と太陽光発電設備の同時導入。
既存防水層の上からアンカー固定工法で防水改修を行い、連結ディスクADCを用いて太陽光設備を設置しています。防水改修と太陽光発電設備の設置を同時に施工することで、後付けによる防水層の損傷を防ぎ、防水保証を確実に維持できます。
適材適所でシームレスな防水層を構築
平場はリベットルーフによる塩ビシート防水を基本とし、太陽光架台基礎には同材質の連結ィスクADCを溶融着接合して一体化。側溝や手すり、庇まわりといった複雑な部位にはアクシスコートDX(ウレタン塗膜防水)を併用し、素材の特性を活かして連続した防水層を形成しています。用途や形状ごとに仕様を使い分けることで、長期的に安定した水密性能を確保しています。
陸屋根の勾配を考慮し架台を製造。
EB傾斜ラックの使い分けで発電効率と防水のバランスを維持。
建物は複数の方位に屋根が広がっており、それぞれ勾配や日射条件が異なります。南側屋根では、勾配に逆らう形でEB傾斜ラックを用い、モジュールを南向きに設置。条件に応じた対応で、発電効率と防水性能の両立を図っています。標準仕様の5°傾斜は、発電量・風荷重・排水性能のバランスに優れた角度であり、安定した発電性能を維持する設計です。








