施工事例

富士通明石工場

第一種エネルギー管理指定工場の省エネと環境改善に貢献

富士通明石工場施工例
富士通(株)明石工場東1番館屋根補修工事

富士通明石工場外観

構造S造
所在地兵庫県明石市大久保町西脇
発注富士通(株)
設計監理富士通(株)
施工東海興業(株)
防水施工東洋ビルテック(株)
仕様・規模MIHD-COOL15NU : 10,600m2
採用された理由

明石工場各施設は折板屋根が多く、順次改修が進められている。しかし錆による鉄板の穴あきなど塗材による補修だけでは対応が難しいとの施工上の問題と、環境目標のCO2排出量削減を考慮された。そこで、

  1. 既存屋根の上からかぶせる工法で施工ができる。
  2. 施工中、工場内の作業に影響を与えない。
  3. 軽量のため構造に負担をかけない。
  4. 断熱材を併用するためCO2削減効果がより高くなる。
などの理由から、同仕様の採用となった。

省エネ化に取り組む

富士通(株)では平成7年に取得したISO14001に基づき全社で環境保全に努めており、「富士通グループ環境方針」を立て各事業所毎に環境目標を設置している。
明石工場は第一種エネルギー管理指定工場に該当し、重点環境目標としてCO2排出量の削減を掲げ、年間排出量を2009年度までに1990年度実績の39%以上削減するとの目標を設置し、主な施策として屋上による省エネ化に取り組んでいる。

解説
温熱計算の説明

同工場ではCO2排出量の削減目標を立てているため、今回の工事によるエネルギー(CO2)の削減量をシミュレーションした。
その結果、26%の省エネ効果があり電力使用量が年間227万kWhから168万kWhとなり59万kWhの省エネ効果と、それに伴うCO2の排出量が年間808tから598tに減少し210t削減された。

※ JIS R 3106(波長領域300nm〜2,500nm)に基づく。
※2 時間の経過による変化を盛り込んだ計算方法で、より現実に近い状況を求めることができる。

施工の流れ


折板厚は0.8mmであったが全ての山に重ねがあり、事前の固定強度測定の結果、十分な固定強度が確認されたのでブラケットを使用せずに対応した。また屋根の長辺方向が約130mあり、現状の折板上に50mm×50mmのアングルが補強のため取り付けられていた。そこでアングルを回避するため、65mm厚の断熱材(イソシアヌレート)を作成し対応した。

PV-RR連結ディスクの使用例


室外機の固定には、太陽光モジュールを取り付けるのに使用するRR-PV連結ディスクを応用した。

各部位の納まり