製品情報

屋上緑化

  • 屋上緑化の種類
  • 屋上緑化のメリット
  • 屋上緑化に必要なこと
  • 条例・助成
  • メンテナンス
  • 実績紹介

メンテナンス

屋上緑化のメンテナンスについて

セダム緑化のメンテナンスには建物の管理者が自主的に行うものと、専門業者がメンテナンス契約を結んで行うものがあります。
セダムに精通した専門業者とメンテナンス契約を結んだ上で、日常の簡易な点検は建物の管理者が行い、定期点検を専門業者に依頼することをお薦めします。

施肥

肥料は、緩効性(遅効性)肥料を年1回(春か秋)、または即効性(普通)肥料を年2回(春と秋)与えてください。
生産農場から出荷後半年程度は元肥の効果があるので施肥をする必要はありません。
緩効性(遅効性)肥料は肥効がゆっくり継続的に現れるので状態が良いセダムへの施肥に適しています。
即効性(普通)肥料は施肥の効果が早く現れるので衰退したセダムの回復に適していますが、施肥むらや過剰施肥による濃度障害に注意が必要です。
低管理での維持が要望されている薄層セダム緑化は、セダムにとって必要な肥料分だけを土壌中に維持することが大切です。
セダムに肥料を与え過ぎると異常繁茂を招き、通風が悪くなって夏期に蒸れてセダムが傷むことがあります。
また、雑草の繁茂の原因ともなるので注意が必要です。

セダムは一般的な草本類よりも少ない肥料分で生育が可能なものの、土壌中に肥料分が無くなってしまうと衰退し、やがて消滅してしまいます。
屋上の薄層緑化では雨水で肥料分が流亡しやすいため、毎年確実に所定量の施肥を行わなければなりません。

肥料外観
肥料名 チッソ旭肥料(株) JA全農 多数あり
製造者 農業資材店 農協 ホームセンター
購入 10kg 10kg 10・5・3・1kg等
製造者毎に各種あり
容量(袋) 16:05:10 13:11:13 8:8:8
保証成分量(%)
チッソ:リンサン:カリ
50g(トレー4枚に対し)
施肥量(1m²) 年1回、春または秋 年1回、春または秋 年2回、春と秋
施肥の季節 (3~4月又は9月) (3~4月又は9月) (3~4月と9月)
肥料のタイプ 緩効性
(360日タイプ)
緩効性
(360日タイプ)
速効性
定価 2,800円/袋 2,530円/袋
*
花が咲いた後は、養分が花に取られてメキシコマンネングサが衰退することがあります。
5月の花後に肥料を与えることは有効です、但し、与えすぎると梅雨時の過繁茂を招きます。
除草

植栽トレーに用いる培土は養分の少ない土壌を中心に構成されています。
さらに屋上に設置した植栽トレーの土壌は薄いため保水量が小さく、環境から受ける温度条件も厳しいので、一般の植物は植栽トレーのなかでは成長が抑制され繁茂することが難しくなっています。
雨期に雑草が生えても夏期には枯れるため、耐乾性のある植物を除き年間を通じ雑草が繁茂し続けることはありません。

但し、建物の周囲の環境や緑化トレーの設置状況および季節によりセダム以外の植物が植栽トレーのなかで生育することがあります。
プリオセダム緑化工法は、人工的な管理に多くを依存しないで自然との調和状態での安定を基本としていますので、見苦しく無ければ全ての異種植物を除去するのではなく、背丈の低い雑草は少量であればセダムと共存させ、背の高い雑草を選択的に除去することをお薦めします。

春・夏・秋に点検し雑草の有無を確認してください。特に緑化部分に美観が要求される場合は点検の回数を多くし、雑草の生育状況に応じ適宜除草をしてください。

灌水

メキシコマンネングサは乾燥に強い植物のため日常的な灌水は必要ありません。
灌水量が多すぎると土壌が加湿になりカビや細菌が異常繁殖してメキシコマンネングサの枯死を誘発させることがあるので注意が必要です。
また土壌中に十分な水分が常に保持されていると、雑草が繁茂します。
但し、原則として灌水は不要ですが、乾燥期に長期間(10日から2週間)無降雨が続いた場合、適切な灌水はメキシコマンネングサの群落の縮小を防ぐ効果があります。
夏期の気温が高い日中に灌水すると、温度が上がった土壌に吸収された水が温水になり、メキシコマンネングサの根を傷めることがあります。
また冬期の灌水は土壌の凍結で根を傷めることがあります。

維持管理作業を円滑にすすめるために、屋上へ水道栓と電気コンセントの設置をお薦めします。
刈り込み

原則として刈り込みをする必要はありません。
但し、長期降雨、下地勾配の不具合による滞水、肥効過多(鳥類の糞などによる場合もある)、日陰等によりメキシコマンネングサが異常繁茂することがあり、この繁茂した部分では通風が悪く蒸れて過繁茂の中心部が枯れることがあります*。
過繁茂した部分を刈り取って蒸れを防止することは群落の健全な維持のために有効です。

メキシコマンネングサには枯れて地表へ倒れた茎の先端部が生き残り、この部分が新たに発根活着して枯損部を修復する性質があります。
病害虫防除
農場からは病害虫を駆除して出荷していますが、緑化した建物の周辺環境により病虫害が発生することがあります。
食害性害虫ヨトウムシや吸汁性害虫アブラムシの駆除には「オルトラン粒剤」*1などを、病害には 「オーソサイド水和剤」*2などの殺菌剤を散布してください。
1 「オルトラン粒剤」(発売元:タケダ園芸(株))を10g/m²程度を均一に散布してください。
薬効は約3週間。
2「オーソサイド水和剤」(発売元:タケダ園芸(株))を所定の割合に水で希釈し、薬品に添付された 説明書に基づいた量の水和液を均一に散布してください。
夏期で気温が高い時間帯での散布はメキシコマンネングサを痛めるので、気温が下がる早朝か夕方に散布してください。
薬剤に添付されている使用上の注意をよく読んで、記載内容に従ってご利用ください。
点検

メキシコマンネングサは荒地や乾燥に柔軟に適応することができる低管理型の植物ですが、あくまで生きものなので、健全な状態で品質を維持し続けるためには建物の管理者による月に2度程度の簡易点検をお薦めします。
病虫害は6月から9月にかけて発生する傾向があるのでこの季節の点検が大切です。

  • 緑化部分の点検は、病気による枯損、害虫による食害、カラスなどによる鳥害、メキシコマンネングサ及び雑草の異常繁茂等に注意して行ってください。
  • 緑化部分からの植物や土壌の流出はほとんどありませんが、点検時には緑化部周辺のドレンも併せて点検してください。
  • メキシコマンネングサは踏みつけられると傷むので、点検時には点検通路や植栽トレーの角部に設置してある十字型の踏板の上を歩いてください。
このページのトップへ